◆甘夏

「はぁ……大輝くんの、大きい……」

　俺の下半身に辿り着くと甘夏は、すでに興奮している俺に声を湿らせた。

　甘夏の華奢な指が、俺のモノに絡められる。

◆大輝

「んっ……甘夏のも、少し湿ってるぞ……」

　負けじと俺も、頭上にある甘夏の秘所へ指を探らせた。

◆甘夏

「ぅぅん……広げちゃ、だめぇ……」

　足元で小さく声が上げる。

◆甘夏

「大輝くん、待って……わたし、きっと声、我慢できなくなるから……先に、してあげたいの……」

　俺の手から逃れるように、甘夏が身体をよじらせる。

◆大輝

「わかった……頼むよ」

◆甘夏

「うん、ありがとう……」

　その場所から手を離すと、甘夏が、あらためて俺のモノを握り直す。

　たおやかな指の感触が、根元の部分に、きゅっと巻きついてくる。

◆甘夏

「ん……ここ、もうこんなに、硬い……はぁ……エッチだね」

　俺のモノをさするようにしながら、先端に触れてくる。

◆大輝

「ん……っ」

　また数回、さするようにしてから、おもむろに手を動かし始める。

◆甘夏

「はぁぁ……大輝くんの……もうこんなに……」

　ゆっくり手を上下に動かしながら、うっとりと声を湿らせる甘夏。

　少しだけ手慣れた様子で、竿の部分に手のひらを滑らせていく。

◆甘夏

「わたしで、大きくしてくれたんだと思うと……すっごく、嬉しくなっちゃう……」

◆大輝

「甘夏、そこ……っ」

　程よい力加減の愛撫が、俺の弱い部分を襲う。

　痺れるような快感が、腰全体に甘く広がっていく。

◆大輝

「き、気持ちいいよ、甘夏……手コキ、随分、上手くなったな……」

　今日まで何度となく身体を重ねてきて、甘夏は俺の気持ちいいツボをかなり心得ていた。

◆甘夏

「ふふっ♪　そう言ってもらえると、嬉しいよ……もっと、喜んでもらえるように、がんばるね……んぅ……」

　俺が褒めると、いっそう、愛撫に熱がこもる。

　俺のモノを扱くペースが早まり、送られてくる快感の量が大きくなっていく。

◆甘夏

「はぁ、は、ぁ、はぁ……ああ、先っぽ、びくびくしてる……おつゆも、溢れてきてるよ……はふ……」

　早くも先走りを流していることを報告しながら、甘夏の手が、俺のモノの上端に昇ってくる。

◆甘夏

「ここも、気持ちいいんだよね、ん、はぁ……もっと感じて……いっぱい気持ちよくなって……」

　指で作った輪っかで、裏筋やくびれている場所をしごかれる。

◆大輝

「んっ、くぅぅ……っ」

　堪えきれずに腰が震えてしまった。

◆甘夏

「ふふ……大輝くんの、いやらしいおつゆ、どんどん零れてくるよ……」

◆甘夏

「わたしの手まで、濡れちゃって……ふ、あ、とってもエッチだよ……ぁん」

　甘夏の指に先走りが絡まり、手のひらと俺のモノとの間で、塗り広げられていく。

　粘着質の水音が徐々に大きくなり、ぬるぬるとした滑りが次第に良くなっていく。

◆甘夏

「ん、はぁ、はぁ……どうかな……未来の旦那様としては？　わたし……お嫁さんとして、ちゃんとできてる？」

◆大輝

「最高……甘夏との結婚がますます楽しみだ……！」

◆甘夏

「ふふっ、やったぁ。それじゃあ…………っ……」

　美人だし、優しいし、身体もその……魅力的だし、甘夏は最高の嫁だ。

　そんな彼女の熱い吐息が、俺自身の怒張に、近付いてきて――