- メグリ
- 「は、はふ……恥ずかしい、です……」
- 両足をM字に大きく開き、性器を俺に見せつけるようなポーズをとってもらう。
- こんな時でなければ見ることはありえない、そんな刺激的な格好だった。
- トキヤ
- 「でも、隠さないで、ほしいんだ」
- カラカラに乾ききった声で、それだけをメグリにお願いする。
- トキヤ
- 「メグリの裸、すごくきれいだし、その、好きだから、ずっと見ていたいっていうか……」
- メグリ
- 「っ……は、はい……」
- メグリは俺に言われるがまま、胸と大事な部分を隠す
布地を、全面降伏のように俺の前にさらけ出す。
- 目に涙をいっぱいに溜めて、耳まで真っ赤にした、献身的な格好で。
- メグリ
- 「はぅ、兄さんの顔、まともに見られない……」
- トキヤ
- 「恥ずかしがってる顔も好きだな……」
- メグリ
- 「うぅ……そ、そういうこと言わないでくださいっ……」
- トキヤ
- 「脱がしても……いいか?」
- メグリ
- 「っ、は、はい」
- 覚悟はできていたのだろう。
- 勢いをつけるように、はきはきとメグリは答える。
- トキヤ
- 「よし……ぬ、脱がすから……」
- 緊張で指がうまく動かないながらも、俺はショーツの縁に指をかけることに成功していた。
- メグリ
- 「っ……んん……兄さん……やっぱり、自分で……」
- メグリがいやいやと頭を横に振った。
- 泣きそうな声だった。
- それでも俺はゆっくりと指に力を入れて――