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- ◆ 七海
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「ぁ……」
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- ソファへ押し倒すと、七海は短く声を漏らした。
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- 服の裾が乱れて、下着や素肌がチラチラ見えていて
目が離せなくなってしまう。
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- 白い肌がうっすらピンク色になっていて、
すごく綺麗だ。
- ◆ 七海
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- 「そ……そんなにたくさん見つめられると……
あの……」
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俺の視線を受けて、七海が恥ずかしそうに
体をよじらせる。
- ◆ 始
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- 「ごめん。やっぱり、恥ずかしい?」
- ◆ 七海
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- 「はい。その、覚悟はしていたつもり、
だったのですが……」
- ◆ 七海
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- 「いざ、本番となるとどうしても……頭の中で
考えていたこととは違っていて……」
- ◆ 始
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「考えていてくれたんだ、こういうこと」
- ◆ 七海
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- 「へ? え、あ、あ、ち、違いますっ。
今のは物の弾みというものでっ。
別にいつも、そういうことを考えているわけでは……っ」
- ◆ 始
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- 「それだけ俺のことを考えていてくれたんだよね、
ありがとう」
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- 赤い顔をますます染めて身悶える七海を、
ソファから落ちないように支えた。
- ◆ 七海
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- 「あっ……もう。始さんは口が上手いんですから」
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- 七海がクスクスと笑ってくれる。
- ◆ 始
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- 「せめて、それくらいは上手くなっておきたくてさ」
- ◆ 七海
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「……本当に上手いですね」
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- 七海の微笑みから、緊張の色が消える。
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- 柔かな表情を見て、俺の方まで安心してしまった。
- ◆ 始
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- 「もう、平気?」
- ◆ 七海
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- 「はい。大丈夫です」