神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。◆Official Website

Graphic

===
>>>
しかし、改めて見ると七海さんはとても絵になる。
>>>
ただ、ソフトクリームを食べているだけでも、
彼女は俺の目を引きつける。
>>>
……まあ、一点だけご愛嬌というか
ちょっと残念なところもあるけど。
七海
>>>
「どうしました? さっきはぼんやりと
 していましたけど」
七海
>>>
「私の顔に何か付いていましたか?」
>>>
「ほっぺたにソフトクリームが」
七海
>>>
「えっ?」
>>>
俺の言葉に、慌てて七海さんが
自分の頬を撫でようとした。
>>>
それだと汚れてしまう。そう思った時、
咄嗟に彼女の手を押しとどめていた。
七海
>>>
「神林さん?」
>>>
「ちょっとだけ、じっとしててね」
>>>
ハンカチを取り出すと、彼女の頬を軽く拭く。
>>>
うん。これで、よし。
>>>
「はい、これで大丈夫。食いしん坊なほっぺただね」
七海
>>>
「あ……」
七海
>>>
「また、そうやってからかうんですから。今日の
 神林さんは意地が悪いですね」
>>>
「七海さんの反応が可愛らしいから」
七海
>>>
「……もう。女性に軽々しく、そんな事を
 言ってはいけません」
>>>
どこか照れたように七海さんが唇を尖らせる。
>>>
この反応、結構まんざらでもないような……
そうだ、縁カウントを確認しておこう。
>>>
ええっと、数字は――
PAGE TOP