俺は玉野さんの身体を優しくテーブルの上に寝かせた。

　高い窓から射す夕日。それを受ける彼女の姿は、まぶしいほどの魅力に満ちあふれている。

◆大輝

「玉野さん、すごく綺麗だ」

◆唯

「ドキドキしちゃいますね……」

◆大輝

「あぁ。けど……ちょっとムードにかける場所だったかな」

　でも、止められない。

◆唯

「ふふっ、いえ。大好きな場所で、大好きな人に――ぎゅってしてもらえるのですから」

◆唯

「わたしはとっても嬉しいですよ、葦原くん」

◆大輝

「そう言ってくれると俺も嬉しいよ、玉野さん」

　そう言って、俺はそっと彼女の頬に手を添えた。

　ふわっと柔らかい頬に、ドキッとしながら。

◆唯

「葦原くん……あ、あのっ」

◆大輝

「うん？」

◆唯

「唯……って、呼んでくれませんか？」

◆大輝

「た、玉野さん？」

◆唯

「もうその……こ、恋人……なんですよね、わたしたち」

◆大輝

「あ、あぁ、そうだな。それじゃあ……唯」

◆唯

「はっ、はいっ！」

◆大輝

「ははっ、そんなに緊張しないで。楽しくやろうよ」

◆唯

「ふふっ、そうですね」

　まずは少しでも緊張をほぐしたい。

　玉野さんのぎゅっと握った手は、まだ緊張がある証拠だ。

◆大輝

「じゃあ玉野さ――じゃなかった。唯も、俺のことは大輝って呼んでくれ」

◆唯

「大輝……くん」

◆大輝

「うん。なんだい唯？」

◆唯

「ふふっ、なんだか恥ずかしいです」

　すでに少しだけはだけた制服が、これからのことを強く予感させている。

◆唯

「では大輝くん――その、や、優しくしてください、ね？」

◆大輝

「あ、あぁ――」

　やばい、可愛すぎる。

　わかったよ唯、精一杯優しくする――

　やんわりとその身体に触れながら、俺は唯の服を脱がせ始める。

◆唯

「ふぁっ……は、はぅぅ……」