その華奢な身体の上に覆いかぶさると、俺は菜々華の顔を覗き込む。

　菜々華は、すっかり蕩けさせた顔で、俺を見つめ返してくる。

◆菜々華

「大輝くん、お願いします……」

　控えめだけど、期待に満ちたおねだりをしてくる菜々華。

◆大輝

「…………」

　菜々華の身体を眺める。

　こうして見てみると、すぐに挿入してしまうのが勿体ないくらい、菜々華の身体はすごく綺麗だ。

　肌は白く滑らかで、細身だけど女性らしく丸みを帯びた身体つきで……

　たとえ俺がその抱き心地を知らなかったとしても、いかにも見るからに柔らかそうだ。

　そしてあらためて、菜々華の身体の作りの小ささを思う。

◆菜々華

「だ……大輝くん？　どうかしましたか？」

　ついつい見蕩れてしまっていると、菜々華が俺に対して不思議そうに小首を傾げてくる。

◆大輝

「いや……」

　こんな小さな身体で、いつも俺のことを受け入れてくれたのかと……そう感動していた。

◆大輝

「これが小さい菜々華に入るんだから……なんかすごいな」

　感慨深げに言葉にして漏らす。

　俺の分身は感動とは別に、菜々華の女の子の部分を見て、痛いくらいに勃起してしまっている。

◆菜々華

「……女は、男を受け入れるように、出来ていますから……」

　恥じらいながら、視線を逸らす菜々華。

　だがそれでも気になるらしく、差し向けられたモノの方をチラチラと窺っている。

　菜々華もまた、俺のアソコを前にして、もどかしさを募らせているようだ。

◆大輝

「待たせてしまって、ごめん。そんなに焦らすつもりじゃなかったんだ……」

◆菜々華

「い、いえ！　だ、大丈夫ですから……っ」

　俺に見透かされていることに気付き、慌ててかぶりを振る菜々華。

　そんな仕草が可愛らしくて――

◆大輝

「ぷ……っ」

　可笑しくなって、つい笑ってしまった。

◆菜々華

「だ、大輝くん……っ、なぜ笑うのですかっ」

　真っ赤になって、菜々華が俺を睨みつけてくれる。

◆大輝

「いや、ごめん。なんでもない」

◆菜々華

「な、なんですか……い、言いたい事があるなら遠慮せずに言ってください」

◆大輝

「いや、本当だって。本当になんでもないから……」

　ただでさえ待たせて、もどかしい思いをさせているのに、この上、恥ずかしい思いをさせるのも可哀想だ。

◆大輝

「早く菜々華の中に、これを入れたい」

　俺はあらためて、モノを手にしながら菜々華に宣言する。

◆菜々華

「は……はい……おちんちん……わたしに入れてください……」

　瞬間、強張っていた顔がふたたび緩む。

　その顔にそそられるものを感じながら、俺は菜々華の入り口にモノの先端を押し付ける。

◆大輝

「いいか、菜々華……？」

◆菜々華

「はい……来てください。大輝くんのことしっかり受け止めますから……」

◆大輝

「ああ……ありがとう……」

　愛おしさを込めて、腰を優しく押し進めていく。

◆菜々華

「んっ……あああぁ……っ、大輝くんが、わたしの中に……っ」

　ゆっくりめの挿入に、結合部から染み出るような感触で愛液が溢れ出してくる。

　ぬるりとした感触の中に、まず先端がすべて包み込まれる。

　熱い柔肉と先端が激しくこすれ合う感触に、思わず腰が震えてしまう。

　内側へ行くほど、まとわり付いてくる感触は増し、いつも以上の締め付けだと気付かされる。

◆菜々華

「んっ、はあっ、大輝くん、奥まで来てください……っ、奥に欲しいです……」

　菜々華が俺の名前を呼ぶと同時に、膣壁がぴっちりと俺のモノに張り付いてくる。