何気ない毎日を送っている中。そろそろ恋人も欲しいなんて思っていたり。
なんとなく踏み出せない。そんな中でのことだった。
「なんだこれ……?」
目の前に落ちていたのは一冊のノート。
「ねえねえ、そこのキミ!
どうしてそれを拾わないのかなー?」
俺の前に現れたのは、人間のようで人間のようには見えない、
なんだか不思議な少女だった。
「わたしは恋の天使なの!あなたに気になる人はいる?」
「わたしは恋の天使なの!
あなたに気になる人はいる?」
どう考えても怪しい。
無視することに決めると少女は腹を立てた様子で俺にノートを突きつけてくる。
「これはラブノートなのよ、ラブノート!
これがあれば、その子と恋愛成就間違いなし!」
「これはラブノートなのよ、
ラブノート!これがあれば、
その子と恋愛成就間違いなし!」
なにやらそのノートは、気になっている相手の名前を書けば今現在の自分と
その相手の運命度がわかったり、運命度を上げるために何をすればわかったりするらしい。
「ちなみに、わたしもお手伝いしますよ!」
「ちなみに、わたしもお手伝いしますよ
!」
ただし、
ラブノートを所有した者は90日以内に運命の花嫁を見付けないと
性機能を消失することになる。返品不可。
「ということで、頑張ってくださいね♪」
こうして俺は恋天使のサポートを受けながらラブノートやらなにやらを駆使して、
恋愛成就のために動き出すのだった。
ラブミエールから押しつけられた中身は真っ白なノート。
そこに名前を書くと、その子との恋愛の距離――運命度が数値として出てくる。
加えて恋愛にプラスになるアドバイスも書かれ、
それに従って行動を起こせば運命度がアップするかも?
制限として、使えるのは1日1回のみ。
ちなみにラブノートを所有してから90日以内に《運命の花嫁》を見つけないと、
主人公は一生不能になってしまう呪いがかけられている。
恋天使は人と人を結びつけるために存在している存在。
人には運命の相手というものが存在している。
しかし、その運命の相手と結ばれずに終わってしまう恋も多くある。
天使の役割は運命の相手同士を結び合わせること。
とはいえ、誰と結ばれるかは個人次第。狙った対象を幸せにしてこその恋天使。
恋天使はラブノートの他にキューピッドの矢というアイテムを保有しており、
これらを駆使して人々の恋を応援することを使命とする。
また、恋天使はカップルを成立させるとラブパワーを得ることが出来る。
ラブパワーはラブチャームに充填することが出来る。
ラブパワーをチャージ出来るアイテム。
ラブミエールは常に身に付けている。